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パキポッポ
塊根植物が好きな夫婦
塊根植物のベアルート株の発根管理から実生までやってます。また、鉢や台など植物たちをカッコよくするものも大好きです。
塊根植物の楽しさを広めたい!

【決定版】パキポディウム・グラキリスの発根管理方法①

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どうも!こんにちはパキポッポです。

グラちゃんのぷっくり感が好きです

皆さん憧れのパキポディウム・グラキリス。でも最近、発根済グラちゃんはマジで高い!笑
ということで、私は、比較的安い未発根株を購入して、それを発根させて愛でています。

未発根株は、ベアルート株(通称:ベア)とも言われるよ〜

そうはいっても発根管理ってめちゃくちゃムズカシイやないの??

今までの経験から極論言うと、信頼できるショップで、新鮮な株を買って、水捌けのいい土に埋めて、暖めてあげれば発根すると思います。

ただ、そんなこといっても、まずそもそも「信頼できるショップ」って・・・となると思います。
なので、パキポディウム・グラキリスを少しでも発根確率が上がる方法(土耕)を詳しく解説したいと思います。

あくまでも個人的な管理方法ですので、皆さんの環境に合った方法を探してみて下さい。また、これから解説する方法は、発根を保証するものではありません。自己責任でお願い致します。

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目次

株の状態をチェック

この黄色く塗られているのは「硫黄」です

ネットで買った株の段ボールが届くとワクワク・ドキドキするよね

まず、株の状態を見るポイントは個人的にこの6つです。ショップなんかで未発根株を品定めする一助になるかな。

株のチェックリスト

  • 株の重さ:明らかに軽い株は避けた方がいい
  • 残っている主根の長さ:主根が短いとリセットや腐りがあった場合、胴切りの危険性も出てくるかも
  • 表面の傷:大きな傷がないか、表面の捲れがないか確認。
  • 主根の位置:これはただの見栄え。枝の真下に主根があると鉢バエする。
  • 枝の状態:枝折れしていないかチェック(発根管理には関係ないかも)
  • 好きな形:発根管理に関係ないけど、好きな形の株を見つけよう

ただ、ネットで買う時にこの6つをチェックするのってなかなかムズカシイ・・・

下処理をする

下処理は、乾燥させたりする時間を考慮すると完了するまで2日かかる作業になります。

株をネットで買った場合は、この間に、株のサイズから植込む鉢を買いに行ったりして準備しておくのもいいかも。

硫黄を綺麗に洗い流す

未発根株を買うと必ずと言っていいほど、主根には黄色い「硫黄」が現地で塗布されています。
まずは、この「硫黄」をしっかり歯ブラシなんかを使って洗い流してくだい

結構、細かいところまで歯ブラシを使って落としてあげます。

ピカピカです

この硫黄が塗布されてい理由は分かりせんが、聞いたところによると、殺菌効果のためだとか・・

腐りを取り除く

グラキリスの主根あたりに腐りがないか確認します。黒ずんでグチュグチュになってる部分です。
見つけたら殺菌した綺麗なカッターで取り除いていきましょう。

ただ、グラキリスの綺麗な部分も空気が触れると酸化して黒くなっていきます。これ結構見極めが難しいです。

なので、ここは、切りすぎを恐れて、多少黒い部分が残っていても気にしない精神でほどほどにして下さい。

発根促進剤(オキシベロン)を使う

発根管理愛好家には定番の「オキシベロン」。これを使わないとソワソワしちゃいます笑。

発根管理愛好家の一家に一個あるといっても過言ではない「オキシベロン」。

私みたいな趣味でやっている人にとっては、この1本あたりの量がめちゃくちゃ多く、使い切れるのだろうかと不安な人はいるはず・・・

そんなオキシベロンですが、使い方はとっても簡単。水と希釈して使うだけ。

「発根管理愛好家」って何よ・・・笑

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ただ、私は、ズボラなので量は測ってません。

いつも1リットルの水に対して、このオキシベロンのキャップ内側の窪み分1杯を混ぜています。

オキシベロンと水を混ぜた液体に先ほどの処理をしたグラキリスをドボン。

24時間、室内に置いておきます。この時の、気温や照度は極端な場合を除き、あまり気にしていません。

24時間の乾燥

オキシベロンにつけて1日、そしてさらに、1日しっかりと切り口を自然乾燥をさせます

この時、サーキュレーターなどを当てて時間短縮させるのもありだと思います。

薬剤(ベンレート・ルートン)を塗布

こちらも定番の薬剤になりますね。

「ルートン」という発根促進剤と殺菌剤の「ベンレート」を粉で使いますこれら2つを1:1で混ぜ合わせ乾いたグラキリスの主根に塗布します。

ベンレートは、カビや腐り予防として混ぜ合わせます。このベンレートとは別に「ダコニール」という殺菌剤を使う人もいますね。

ハケがあると、簡単に塗れます。また、多く塗ってしまった分もハケで調整ができますので、お一つ持っておいてもいかもしれません。

ほんのり薄化粧してあげる感じでOK。塗りすぎは良くないかも。

必ず屋外で塗布してください。かなり細かい粉が舞いますので、マスクや手袋をして行うことをオススメします。私の写真はダメな例ですね。。

ここまでのまとめ

今回は、「【決定版】パキポディウム・グラキリスの発根管理方法①」として、株の状態チェックから下処理の方法を解説しました。

下に重要なポイントを纏めましたが、次回に解説する発根管理に使用する土から発根させる温度については、さらに重要です。

是非その他、関連する記事も参考にしながら、自分の環境に合った発根管理を楽しんで下さい。

重要なポイント

  • 6つのチェックリストで株の状態を確認
  • 硫黄を綺麗に洗い流す
  • 腐りを取り除く
  • 1リットルの水に少しだけ入れたオキシベロンを希釈したものに24時間漬ける
  • さらに切り口を24時間自然乾燥させる
  • ベンレートとルートンを混ぜた粉を薄く塗布する

今回紹介したアイテム

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